独立するにあたり当然「屋号」が必要なわけですが、それはずいぶん前から決まっていてそれが「BEAM」だったわけです。
で、なぜBEAMかという話です。
この屋号を思いついたのは、県内某住宅メーカーの営業を辞め「インテリアの仕事するなら東京だよね!」という
安直な考えで上京した28歳くらいの頃。
転職をするからにはいつかは独立!という、これまた安直な考えからうっすら屋号を考え始めました。
住宅営業のころから「お客様の潜在的な理想を形にする」ことが自分の仕事・役割だと思っていて
それはインテリアデザイナーとして独立した今も変わっていません。
満足できる仕事をしてそれが評価をされたらうれしいですし、たくさんの仕事を俯瞰した時に
「椎名らしさ」みたいなものが立ち現れるとしたら、それはとてもいいことだともちろん思います。
でも、それが仕事をするモチベーションの上位にはいないわけです。
ようするに「自分が光る」ということじゃなく「お客様が光る」のがいいなと。
それが自分の仕事の基本的なスタンスだと気づいたときに「お客様が輝けるよう光をあてる」みたいなイメージが湧いてきました。
で、光なら「LIGHT」でもいいのですが、もうちょっと強い光のイメージがいいなと。
で、光なら「SHINE」でもいいのですが、大げさだし自動詞としての「輝く」のイメージやなと。
その時、頭の中に「チー」という音とともに光線が差し込んだのです!(ややフィクション)
強い光をまっすぐに当ててピカッと光ってもらう、そのイメージから「光線=BEAM」というワードが浮かんできたのです。
「BEAM」という単語のイメージが「インテリア」と直結しないという問題はあるものの(まあまあ大きな問題)
あの頃思いついた屋号を掲げて独立できている今を「悪くないな」と思っています。
という屋号にまつわるお話。
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