インテリアコーディネートとは何ぞや?

先日の打合せの時、お客様との会話の中で自分で言った言葉に

自分でハッとするという出来事がありました。

早いものでインテリアに関わる仕事を始めて20年。

(その前に住宅営業を5年弱していたから25年ともいえる)

(お!まさかの四半世紀!)

それは「インテリアコーディネートとは何ぞや」ということの

いまさら気づいた一つの答えなのですが……

 

それは、床材や建具といった内装やキッチン・お風呂などの

住宅設備の打合せの終わり間近の場面。

お客様のお話を聞いて、あれやこれやの提案をしたりアドバイスをしていると

お客様ご夫婦が顔を見合わせ「ウチがどんどん使いやすくなりそうだね」と

おっしゃってくださったんです。

 

その時、その言葉を聞いてパッと頭に浮かんだ言葉を

あたかもずーっとそういうイメージで仕事をしてきたかのように

僕は言ったわけです。

 

「そうなんです。インテリアコーディネートって

素敵な家にするっていうことももちろんですけど

使いやすいように家を自分用にカスタマイズするするってこと

なんです」

 

もちろん、常にお客様にとって使いやすく快適にかつ素敵にイメージ通りの

家にしていくということをずっと続けてきたわけですが

「カスタマイズ」

という単語を意識したことは正直なかったんですよね。

 

でも、いい得て妙というか

建築士が作ったプランの細かな部分を検討して

より良いものにしていくのって

まさにカスタマイズだ!と、膝を打ったわけです。

 

どんなに良くできた間取りであっても

それだけではやっぱり足りなくて

日々の暮らしの場面場面について考えて

細かな提案や暮らし方の工夫を伝えていくのが

インテリアコーディネーターとか

インテリアデザイナーの仕事なわけで

先日の打合せでそうしたことを「カスタマイズ」と

言語化できたことがなんとも嬉しかったのです。

 

これからはこれをしたり顔でお客様に言おう。

「インテリアコーディネートって

家を自分用にカスタマイズするってことなんですよ」

 

 

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